訪問看護は、柔軟な発想と共感力を養いながら成長できる、
魅力あふれる分野だと実感しています。
国立病院、大学病院(心臓血管外科・循環器内科(ICU/カテ室/病棟/外来)・呼吸器外科・救命ICU・ジェネラルICU・総合内科(呼吸器内科/消化器内科/糖尿/内分泌内科/腎臓内科/血液内科/腫瘍内科)・緩和・皮膚科
年齢を重ねるにつれ、夜勤のある勤務が体力的に厳しくなり、悩んでいたところ、現在の管理者である島袋が声を掛けてくれました。彼とは10年以上の付き合いになりますが、独自の感性を持っており、一緒にいると楽しく刺激を受け、視野が広がります。
選択肢として考えていなかった在宅看護の分野でしたが、人として魅力的な彼と再び働きたいと思い、入職を決めました。
24時間体制を開始して、もうすぐ5年になります。最初は訳も分からず不安な気持ちで始め、1年ほどは島袋と2人で当番を交代しながら乗り切ったことを覚えています。
あの頃は不安と緊張の日々でした。
急性期で15年弱働いてきましたが、病院では常に医師や同僚が近くにいて、いつでも相談できる環境がありました。しかし訪問看護では、緊急ベルが鳴った時に、想定外の事柄が多く発生する中で、自分一人の状態でアセスメントを行い、判断して対応しなければなりません。
利用者の安全と安心を確保するためには、日頃からの準備とコミュニケーションが大切だと思っています。
緊急時に起こりうる症状や状態について、ご本人やご家族に事前に説明し、どのような対応が必要かを共有することで、ご家族の不安も軽減できます。
スタッフ間でも情報共有を密に行っています。特に新人スタッフは、不安や緊張感、焦りから適切な判断ができないこともあるため、いつでも相談できる体制を整えるよう心掛けています。
私自身も今でも緊張します。対応方法が間違っていなかったかを振り返ることが多いですが、スタッフみんなでインプット・アウトプットを繰り返し、共に成長していけたらいいなと思っています。
病気の治療が主な目的とする病院に対し、訪問看護では利用者の自宅や生活の場でケアを行うため、生活全体を見つめることが求められます。そのためには、利用者や家族の考えや思いを深く理解し、信頼関係を築くことが大切です。
傾聴し、積極的なコミュニケーションを通じて関係を築いていくことが欠かせません。
私は病院での経験が長かったため、それまでのマインドセットを見直す必要があり、大きな挑戦でした。入職当初は、利用者や家族の視点に立てず、自己中心的なアプローチになっていたと感じます。訪問看護は、個人の人間力や経験が活かされる場だと思います。
一人ひとりが異なる視点や看護観を持っており、それによって関わり方や看護の提供方法も変わります。教育指導を行う中で、さまざまな考えや意見に触れることができ、とても刺激的であり、私自身も日々学ばせてもらっています。
柔軟な発想と共感力を養いながら成長できる、魅力あふれる分野だと実感しています。
“どんな仲間と働くか”って大切ですよね。
ステーション見学、
歓迎します。
業務のイメージや職場の雰囲気、スタッフのリアルな声を通して、
あなたに合った環境かどうかを、見て、感じて、じっくりと確かめてください。